「成果の出る」教育を目指す

「成果の出る教育」を考える。学級経営、授業において、子どもたちを伸ばすことをテーマに発信します。現在2児の子育て中。定時に帰り、育児に励むシステムを構築中。仕事も子育てもプライベートを充実させています。

「学級経営は4月が重要」だけを鵜呑みにしてはいけない

 休みが続くと気分的にかなりリフレッシュしますね。天気もよくて最高!です。子どもと公園に行くのには最適の天気と気温です。

さて、あらゆる教育書には「4月が学級経営の難所」「黄金の3日間」「3・7・30の法則」など、「4月最重要節」が言及されています。

 

     確かにその通りです。これは過去も未来も変わることのない事実でしょう。しかし、「4月をクリアすればその後は安泰」ではないと思います。むしろ、その後をどう乗り越えていくかが重要であると考えています。

 

    4月は教師も子どもも緊張感があり、張り詰めたような雰囲気すら漂います。教師は、新年度はじめということもあり、授業を綿密に考えたり、子どものノートを隅から隅まで点検します。コメントも過分に書きます。

     (毎年私の場合はこのあたりがだんだんといい加減になってくるのですが・・・)

 

    しかし、5月に入り、教師も子どもも新しい環境に慣れてくると、4月の緊張が幾分和らいできます。GWが終わり、休日をたっぷりと楽しんだこともあり、

   「学校にいきたくね~」というモチベーションの下降も始まってくるのではないでしょうか。(私はGWが終わることを考えるだけでソワソワしてきます。)

 

    このような現象は、全国どこの教室でも起こり得ることでしょう。また多くの先生方や教育書で語られていることです。

 こうした背景もあり、5月からだんだんとしんどくなるクラスが増えてきます。しんどくなる要因はなんでしょうか?

 

子どもに原因があるのでしょうか? 子どもを制御できなくなってくるのでしょうか? 

 

 私は教師に原因があると思っています。その原因は、つまり、「教師の息切れ」を起こしてしまうことです。5月に起こる「教師の息切れ」は、過去に私も体験しました。

 

息切れの要因

(1)4月に全てのエネルギーを注いでしまうため、その後の準備ができていない。

(2)5月に入ると出張や会議が増えるため、学級経営にあてる時間がなくなってしま    

   う。

 

つまり、上記2点が要因となり教師自身が息切れし、仕事に追われてしまうのではないでしょうか。仕事に追われることで余裕がなくなってしまいます。その状態は間違いなく子どもに悪影響を与えてしまいます。

 

 そこで、息切れを起こさないために次のような対策を取られてはいかがでしょうか。

GWは遊びの予定、休息の時間に充てていることと思います。長い休みのうち、1日だけでも、1学期の準備に充てる時間にするとかなりの余裕が生まれます。私自身、GWに5月6月7月の見通しをもつために仕事に時間を費やします。そうすることで、余裕をもって1学期を過ごすことができます。

 

4月はもちろん重要ですが、1学期をうまく乗り切るために、5月6月を余裕をもって過ごすことも学級経営の上では重要になってくるのです。このGW、遊びの合間に少しでも1学期の仕事の準備をされることをおすすめします。

(あと2日になりましたが、少しでも準備をすると1学期は楽ですよ!)