「成果の出る」教育を目指す

「成果の出る教育」を考える。学級経営、授業において、子どもたちを伸ばすことをテーマに発信します。現在2児の子育て中。定時に帰り、育児に励むシステムを構築中。仕事も子育てもプライベートを充実させています。

 「トラブル」が起こるからこそクラスは伸びていく

息子の風邪がうつってしまい、体調を崩していました。体調がずいぶんとよくなってきました。体調を整えることの大切さを改めて実感しています。

 

 さて、クラス開きから1か月が経っていますがクラスの状態はいかがでしょうか?

子どもたちも今のクラスに慣れてきて、だんだんとトラブルが多くなったり指導がしにくい場面も出てきているのではないでしょうか?

 

 私のクラスでも今週になり、こんなことが多くなりました。

 「先生、こんなことがあってんけど。」「先生、あんな~」

 

 子どもが、

「こんな困ったことがあった」「~なことをしたらいけないと思う」 

などと、訴えにくるようになりました。トラブルが多くなりました。

 

 当事者を呼んで話を聞いたり、クラスの子どもたち全員の前で話をしたり。4月に比べて断然トラブル対応が増えています。

 

 「自分の指導が悪いからか・・・」「トラブルがよく起きるのは子どものせいだ!」

 

 どちらも違います。トラブルが起きるのは必然です。なぜなら、子どもたちは

 

 今改善しておかないと今後もっとしんどいことになります! 今我慢していると、これからもっとしんどくなります。

 トラブルは起こり得るものです。 だからこそ、すぐに解決をして今後、同じトラブルが起きないようにすることが教師の役目です!!

 

 「先生にどんどん言ってくれるのはすごくいいことだよ。今のうちに解決をしてもっといいクラスにしよう!」

 

このように子どもたちに伝えます。また、次のようにも言います。

 

 「トラブルが起こらないクラスがいいクラスではなく、トラブルがあったときにすぐに話し合えるのがいいクラスだよ!」

 

 この5月にしっかりと子どもたちのつながりを作り、クラスの土台を築いていきましょう。

 気温もあがり、気持ち的にしんどくなる時期ですが、これからのクラスづくりのためにも乗り越えていきましょう!

子ども同士で「ゲーム」をして楽しむ意味②

最近の気温の低下が原因で風邪をひいてしまいました。昨日の休みは子どもを見ながら昼寝。子どもを見ながら昼寝。

そんな過ごし方をしていました。明日から1週間が始まるので早く体調を治さないと・・・。

 

さて、前回のブログの続きです。教室で「ゲーム」をすることにどんな意味があるのか?

 

男女仲が良く、子ども同士のつながりが深まっていれば・・・

ジャンケンをするだけですごく盛り上がります。

 

男女の仲が悪く、子ども同士のつながりが薄ければ・・・。

どこかしら冷めていて、ゲームをしても盛り上がりません。シラけた雰囲気が漂います。

 

このようなシラけた雰囲気のクラスも。子ども同士のつながりを育んでやることで。

男女の仲が良くなり、盛り上がるクラスになっていきます。

 

そのつながりを生むものが、

「教室でのゲーム」

 

というわけです。

 

何も学活などで1時間とる必要はありません。授業が早く終わった時、終わりの会で帰る前に、5分ほど時間をとるだけでもいいです。むしろすきま時間に行う方が時間を有効活用できます。

 

ゲームをすることは、子ども同士のつながりを生み出し、楽しい時間も作ることができるのでとても効果のある取組です。

笑いもたくさん起こります。笑いが起こると教室の空気がどんどん温かくなります。

 

どうですか? ゲームはすごく効用があるでしょう?

 

教室の中でどんどんゲームを行っていきましょう! 今後ブログで様々なゲームを紹介していきますね。

 

子ども同士でゲームをすることの効果

 いやー めっきり寒くなりましたね。衣替えで冬服は全部しまったのでこの寒さを薄着で過ごしているかど先です。

 

こんなに寒いので、昨日は教室で子どもたちの仲を深めるために、体を温めることも兼ねてあるゲームをしました。

 

にんじゃおにごっこ」  です。

 

 教室でおにごっこ・・・ なんて絶対ダメですよね。休み時間にそんなことをしてたら、かど先は目くじらを立てて子どもたちを叱ります。

 

 しかし、唯一、かど先が見てる前でやってもいい教室でのおにごっこ。それが「にんじゃおにごっこ」です。

 

 ルールは、足音を立てないように追いかけたり、逃げます。足音を立てないようにすると、音がしません。すると、下の階やとなりの教室に迷惑をかけることがありません。子ども達は楽しんでキャーキャー言いますが、迷惑になるほどの音ではありません。それに、物音を立てないため、走り回るわけではないのでぶつかったりといった危険なこともありません。教室で楽しく遊べるゲームの1つです。

 

 昨日は今のクラスではじめてにんじゃごっこをしました。子どもたちは楽しんでくれるのか?

 

 足音をたてたら前に来て、15秒ほど休むというルールです。これで走ることは大体防げます。

 

 ゲームがスタートして、すぐにある子どもが

 

 子ども「上靴を脱いでいいですか?」 

 

 と言いにきました。

 

 かど先「靴下汚れるで? いいけど。」

 

 と、何も考えずに答えました。

 

 子ども「みんな上靴を脱いでみー」

 

 みんな上靴を脱ぎ始めました。靴下だと音がしません。

 

 って、

 

  みんな走っとるやないかい!

 

 確かに足音はしませんが、子どもたちは走り回りました。まあぶつからないように気をつけてるし、音もしていないからまあいいか。5分ほどですが、子ども達ははしゃぎながらゲームを楽しみました。子ども同士の仲も深まり、身体もあたたまりました。

 

 にんじゃおにごっこはクラス全員で楽しめるおすすめの教室ゲームです。ただ、周りのクラスへの配慮は充分に行ってくださいね。 

 

さて、教室でゲームをすることは、ただ楽しいだけが効果でしょうか?

ゲームをする効果について次回のブログでお伝えしたいと思います。

 

 それにしても寒いな~

子どもを好きになることが学級経営の「最大の武器」

ある本を読んでいて、こんな文章が目につきました。

「人間の悩みの80%以上は人間関係によるものである。」

また、ネットのある記事ではこんなことが書かれていました。

「転職者の理由の70%以上が人間関係の悩みからくるものである。」

 

この2つの事例から、人はあらゆる場所において人間関係が重要であることがわかります。

また、人間関係は職員室でも教室でももちろん重要になることです。

 

例えば、教師と子どもの関係。学級経営をする上で最も重要であることに間違いありません。

 

しかし、教師も人間ですから全ての子どもと良好な関係をもつことは不可能ではないでしょうか。

 

「あの子ととは反りがあわないから」「あのタイプの子にはうまく関われないな」

 

こういった場面は当然出てくると思います。また、私の経験上、「この子とは・・・」と思う子どもは何らかの課題をもっている子や手のかかる子です。

 

 だからこそ、まず教師が考え方を変えるべきです。

 

 「子どもを好きになること」

 

 これが子どもとの良い関係を築く最善の方法です。

 

 たとえ、子どもを好きになり積極的に話しかけても、無視されたり、反発されることがあるかもしれません。

 

 でも、教師が「好き」である以上、その関係は一見悪く見えてもそれ以上悪くなることはありません。

 

 だって、子どもはずっと愛情を注いでもらっているのですから。まずは目の前の子どもを好きになること。

 

 これが子どもと良い関係を築く最大の武器ではないでしょうか。

 子どもになってほしい姿 は 黒板にどんどん書いていこう →価値づけ

 「子どもにはこうなってほしい。」という思いは教師はもっていますが、子どもはなかなかそうはなってくれませんね。

 

また、教師が思いを伝えた後、行動にうつしていた子どもたちも時間が経つと忘れてしまいます。

 

前はできていたのに。 イライラするなー。

 

教師「なんでしないんだ怒」 子ども「えっ、先生そんなこと言ったっけ?」

 

教師「ガミガミ」 子ども「はーっ。めんどくせー」

 

 

   なかなか教師の思いは伝わりません。うまくいきません。

でも子どもってなかなか変わらないものです。だからこそ子どもなのですから。

 

 5月。連休明け。私はここから学級づくりのペースアップをします。

 

子どもがした良い行動、良い発言。(クラスのため、友達のためになる行動・発言) 

子どもをほめたあと、黒板の左端にどんどん書いていきます。

それをみて、行動や発言をまねる子が出てきます。その子をどんどんほめていきます。

 

すると、良い行動、良い発言をする子が増えます。また教師がほめます。

 

好循環のサイクルが生まれます。

 

つまり、子どもたちに良い行動、良い発言が「価値づけ」されていくわけです。

 

良い行動、良い発言が「視覚化」されていくわけです。

 

黒板は毎日消します。書いていたことは短冊にして、教室に貼っておきます、すると、価値づけされたことをいつでも見ることができるからです。

 

ずっと可視化することができます。

 

これを繰り返すことで子どもは加速的に成長していきます。4月に教師が蒔いた種を、教師が育てていくことになるのです。4月の指導が生きていきます。

 

私は昨日から黒板にどんどん書いて価値づけをしています。どのように子どもが成長していくのかがとても楽しみです。

 

ちなみに、この実践は、菊池省三先生の授業を実際に見たこと、著書から学んだことを自分なりに理論づけてみたものです。黒板になってほしい姿を書くことで価値づけをするということに共感して早速取り入れました。

 

子どもの成長が楽しみだ~♪

不機嫌でいることは、手ぶらでバッターボックスに立つのと同じだ

かど先は野球が大好きです。プレーヤーではなく完全に見る方ですが。

毎日スマホプロ野球の結果を見るのは日課です。夏の甲子園の時期など、仕事になりません。

 

前置きが長くなりましたが、何が言いたいのか言うと、教師は常に「上機嫌でいろ!」ということです。

 

未熟なかど先は若いころ、自分の機嫌にモロに左右をされていました。

 

自分の機嫌がわるいときは常にそれが子どもの前に出ていました。前面に。

 

イライラするなー。「なんでしゃべってんねん 怒」

なんか気分がのらんなー。 ええわ。 もうこんな感じで授業しよう。

 

うーん。ひどいですねー。よく子どもがついてきたものです。若さで許してもらっていたのかな?

でもうまくはいってませんでしたね。こんな先生ですから。

 

例えば次のような先生 どちらの先生が子どもを動かすでしょうか?

 

A いつもにこにこしている先生

B 機嫌が悪いと怒る先生

 

100人いれば100人ともAの先生を選ぶでしょうね笑 

 

 つまり、機嫌よくいるということは子どもの前に立つうえで大前提であり不可欠なことなのです。かど先は、今でも

未熟ですが、常に機嫌よく子どもの前に立つことはできるようになりました。どうしても、機嫌を保てない場合は職員室に戻るようにしています。

 

 機嫌が悪いときや、機嫌で起こるとクラスの雰囲気が悪くなってしまいます。そこは避けたいことです。

 

「常に機嫌よくいる。」「機嫌で怒らない」「むやみやたらに怒鳴らない」

 

これはバッターボックスに立つ大前提です。

機嫌をよくして、バットをもってバッターボックスに入りましょう。

「やってはいけない」連休明けの指導 「良い」教室の空気をつくろう

    今日が連休最終日ですね。思考を仕事モードにしなくてはと思いつつも、人間そう簡単には切り換えれるものではありません。子どもはどうなのでしょう? 

 

「よし、明日から学校。気持ちを切り替えてがんばろう!」

 

こう思える子はクラスに何人いるのでしょうか? 限りなく0に近いのではないでしょうか?

 これが現状であるはずなのに、

 

「何でしっかりしないんだ。」「ダラダラするな。」

 

こんな言葉をかけていても

 子どもの心にはまず届かないでしょう。絶対に連休明けにかけてはいけない言葉です。

    かくいう私も、若いころはムッとして、こんな言葉をかけていました・・・。

 恥ずかしい。

 

 連休明けにやってはいけない指導・言葉かけ

1.ダラダラした態度に腹を立てて怒鳴る

2.教師の連休自慢をする。

    「先生は~に行ってな~。」など  永遠とリア充自慢をする

3.あいさつのやり直しをさせる

4.ダラダラ防止のために朝から高圧的な指導をする

5.自分も休み明けでしんどいので、不機嫌な態度でいる

 

 文章に起こして見ると、いかにこういった言葉かけが効果のないということが分かりますね。それでは、連休明けにやるべき指導を列挙します。私も明日行います。

 

 連休明けにやるべき指導・言葉かけ

1.しんどいことに共感する。 

    「長い連休明けだからしんどいよね。先生もすごくわかる。エンジンがかからないよね。」

2.学校にきちんときたことをほめる。

   「しんどいと思うけど、がんばってきたね。えらいよ!」

3.あいさつをゲーム風に全員でする。

 

 「声出る? 休み明けだしでないよね? ますはダラダラあいさつをしよう。」

 だらだらとあいさつをする。「いいね。次は最強にダラダラあいさつをしよう。」

 「うわっ。今まできいたことないくらいダラダラやな。じゃあ、次は切り換えて

  本気であいさつをしよう!」このメリハリにより、

 

 子どもたちはだんだんと乗ってくる。朝の休みボケの空気を変える。

 

4.変化を伝える。      

    2時間目、3時間目につれてよくなってきたことをほめる。

 「みんな、座り方がよくなってきたね。だいぶん目が覚めてきたね。」

 「おっ、今の授業のあいさつ良かったやん。いつもの声が出てきたよ」

 

 教師も子どもも連休明けはしんどいです。まずそこに共感をしましょう。

そして、良いところ、変化をほめると子どもはシャキッとしてきます。

連休明けの教室の空気を作るのは教師です。 

 

   明日は戦略を立て、どんよりとした教室の空気を教師の力で、

「いい空気」にしていきましょう。