「やってはいけない」連休明けの指導 「良い」教室の空気をつくろう
今日が連休最終日ですね。思考を仕事モードにしなくてはと思いつつも、人間そう簡単には切り換えれるものではありません。子どもはどうなのでしょう?
「よし、明日から学校。気持ちを切り替えてがんばろう!」
こう思える子はクラスに何人いるのでしょうか? 限りなく0に近いのではないでしょうか?
これが現状であるはずなのに、
「何でしっかりしないんだ。」「ダラダラするな。」
こんな言葉をかけていても
子どもの心にはまず届かないでしょう。絶対に連休明けにかけてはいけない言葉です。
かくいう私も、若いころはムッとして、こんな言葉をかけていました・・・。
恥ずかしい。
連休明けにやってはいけない指導・言葉かけ
1.ダラダラした態度に腹を立てて怒鳴る
2.教師の連休自慢をする。
「先生は~に行ってな~。」など 永遠とリア充自慢をする
3.あいさつのやり直しをさせる
4.ダラダラ防止のために朝から高圧的な指導をする
5.自分も休み明けでしんどいので、不機嫌な態度でいる
文章に起こして見ると、いかにこういった言葉かけが効果のないということが分かりますね。それでは、連休明けにやるべき指導を列挙します。私も明日行います。
連休明けにやるべき指導・言葉かけ
1.しんどいことに共感する。
「長い連休明けだからしんどいよね。先生もすごくわかる。エンジンがかからないよね。」
2.学校にきちんときたことをほめる。
「しんどいと思うけど、がんばってきたね。えらいよ!」
3.あいさつをゲーム風に全員でする。
「声出る? 休み明けだしでないよね? ますはダラダラあいさつをしよう。」
だらだらとあいさつをする。「いいね。次は最強にダラダラあいさつをしよう。」
「うわっ。今まできいたことないくらいダラダラやな。じゃあ、次は切り換えて
本気であいさつをしよう!」このメリハリにより、
子どもたちはだんだんと乗ってくる。朝の休みボケの空気を変える。
4.変化を伝える。
2時間目、3時間目につれてよくなってきたことをほめる。
「みんな、座り方がよくなってきたね。だいぶん目が覚めてきたね。」
「おっ、今の授業のあいさつ良かったやん。いつもの声が出てきたよ」
教師も子どもも連休明けはしんどいです。まずそこに共感をしましょう。
そして、良いところ、変化をほめると子どもはシャキッとしてきます。
連休明けの教室の空気を作るのは教師です。
明日は戦略を立て、どんよりとした教室の空気を教師の力で、
「いい空気」にしていきましょう。